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あなたは大丈夫?!現代人に多い『スマホ首』

ストレートネックは現代人に多い体の悩みのひとつで、別名「スマホ首」とも呼ばれています。年々このストレートネックの人が増えてきたように思います。

今回は、そうかも!?と感じたらすぐに改善して欲しいストレートネックのデメリットについてお話いたいと思います。

ストレートネックとは?

私たちの首の骨は背骨の一部で、首にあたる部分は「頸椎(けいつい)」と呼ばれます。

この頸椎は、7つの椎骨の繋がりで構成されています。

本来首の骨は、頭の重さを分散して支えるために緩やかに前方へカーブしている状態が正常ですが、ストレートネックとは、本来緩やかに前弯してつながっている椎骨が、まっすぐになってしまっている状態をいいます。

人間の頭は、成人で5~6キログラムほどもあります。

これは、ボーリングの球と同じくらいの重さです。頭が体の真上に乗っていれば、頭の重さは体全体でバランスよく支えされています。しかし、スマホなどを見ようと頭を前に傾けると、首や肩にかかる負担は一気に増えてしまいます。

また、驚くことに、アメリカ・ニューヨークの脊椎外科医 ケネス・ハンスラージ氏の研究によれば、頭を前に15°傾けると頸椎にかかる負担は約12キログラムになり、60°傾けると負担は約27キログラム(頭の重さの約5倍)になるといいます。

長時間これだけの負担を首にかけていると、ストレートネックになってしまうことも否めません。

ストレートネックのデメリット

首こりや肩こり

人の頭の重さは、約5~6㎏。

ストレートネックになると、首の角度が通常よりも前の方に傾き、頭の位置が変わるので、首や肩の筋肉により負担がかかりやすくなってきます。

その結果、首や肩のコリが生まれやすい状態になってしまいます。

頭痛

ストレートネックによって、首や肩の筋肉が硬くなると、首周りの血管が圧迫され、脳への血流量が減少してしまいます。

その結果、緊張型頭痛や片頭痛のリスクが高くなります。

自律神経系の症状

首周りの筋肉が硬くなることで、自律神経に影響し、副交感神経の働きが低下すると考えられています。そのために、全身倦怠感やめまい、不眠、イライラ感、動悸、血圧不安定、発汗、目の乾燥などの不調が発症するとリスクも高くなると言われています。

全身の能力や機能のトラブル

首周辺の筋肉の硬縮は放っておくと、首の問題なのに全身に広がっていく可能性があります。それは、背骨や体は全身でつながっており、相互に関連性があるからです。

そうして、腰痛や膝痛、内臓の不調など首とは関係のない所での不調を引き起こします。

まずは、今の姿勢をチェックしてみてくださいね。

悪い姿勢百害あって一利なしです。

ぜひ、良い姿勢で健康な身体を作っていきましょう。

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