最新情報!高齢者向け熱中症予防策【室内・屋外】
安全だと思いがちな家庭内で起こりがちな高齢者の熱中症対策についてまとめました。
熱中症は命に関わる危険な症状ですので、積極的に予防策を講じることが大切です。
高齢者を熱中症から守るためのポイントをいくつか紹介します。
- 「温度と湿度」を測定し、現在の気温を知る。
高温多湿の気象条件では、室内の温度と湿度を測ることが重要です。
室温は28度以下、湿度は50~60%くらいに保ちます。
ただし、室温が28度でも湿度が80%以上ある場合は、暑いと感じたときには熱中症を発生している可能性もあります。
早めの行動を心がけましょう。 - こまめな水分補給
炎天下では十分な水分補給がとても大切です。体温のバランスを保つためにも、水分補給は大切です。脱水は熱中症につながりやすいので、1日中こまめに水分を補給するようにしましょう。
- 室内の温度を適切なレベルに保つよう意識する。
暑い時期には、家の中を適切な温度に保つことが大切です。適度な湿度を保ちながら、涼しい室温を保つのもひとつの方法です。
日中はカーテンやブラインドを閉め、日差しで家の中が暑くならないように
シーリングファンや携帯用の扇風機も、空気を動かして涼しさを保つのに最適です。
また、屋根裏や地下室の温度を下げるために、十分な換気を行うことも重要です。
必要であれば、エアコンを設置し、皆が快適に過ごせるようにしましょう。
- 外出時の熱中症予防のポイント
日傘や帽子などで強い日差しから身を守るようにすることが大切です。
一日のうちで最も暑い時間帯になることが多いので、
薄手でゆったりとした服装を心がけ、できるだけ日陰にいるようにし、
長時間外にいないようにしましょう。
また、日差しを遮るための帽子や日傘を持参することも大切です。
- 入浴に注意する。
お風呂は夏場のクールダウンに最適です。
しかし、お湯の温度に注意することが大切です。
熱いお湯ではなく、湯温は40度以下のぬるめに設定し、長湯をしないように注意しましょう。
お風呂に入る前には必ず水分補給し長湯はしないこと。
お風呂から出る前に冷たいシャワーを浴びるのも効果的です。
- 就寝時に注意すること。
就寝時は寝室を涼しく保つことが大切です。
窓を開けて換気をし、カーテンやブラインドを閉めて部屋を涼しく保ちましょう。
さらに、通気性の良い寝具を使い、ゆったりとした服装で寝るようにしましょう。
就寝時のエアコンの使用を「からだによくない」と考える方もいますが、それは使い方次第です。
室温を28〜29度に保つように連続的にエアコンを使用することで熱中症対策に加え睡眠の質も上げ ることができます。
周囲の人は次の点に注意しましょう。
- 周囲の人は次の点に注意しましょう。
高齢者の世話をする人は、次の3点に注意する必要
1)体調、2)具合、3)環境。
1)体調:体調健康状態は良好か、食欲はあるか、発熱はないか。
2)具合:体重、血圧、心拍数、体温
3)環境:生活空間の温度・湿度が適正か、換気・通風は十分か、日光が当たりすぎていないか。
年齢とともに変化する暑さに対するからだの特徴を知り、熱中症対策のポイントをおさえながら暑さと上手に付き合っていきましょう。