乳幼児の熱中症:知っておくべき7つのポイント
真夏の高温多湿な日に子供が熱中症になることは少なくありません。
特に体温調節機能が十分に発達していない乳幼児は、大人よりも熱中症にかかりやすいと言われています。
暑さによって体温が上昇し、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、顔が真っ赤になったり、大量の汗をかいたり、ぐったりするなどの症状が現れます。
しかし、重症の場合はけいれんを起こすこともあり、放っておくと危険です。
子供の健康を守るために、熱中症について正しく知り、必要な対策をとりましょう。
1.十分な水分補給
お子さんに十分な水分を取らせることが最も重要です。
ほとんどの大人は、1日に少なくともコップ8杯の水を飲む必要があります。
しかし、乳幼児はもっと必要です。
乳幼児が一日中水分補給ができるよう、十分な水分を摂るようにしましょう。
そうすることで、気温が高いときに体温が急激に上昇するのを防ぐことができます。
2.暑さと日差しから守る
子どもが外で遊ぶときは、直射日光を避け、日陰で遊ばせるのが一番です。
日陰がない場合は、つばの広い帽子やサングラスを用意して、お子様を太陽の熱から守ってあげましょう。
さらに、明るい色のゆったりとした服を着せるようにし、できれば日差しが強い時間帯の外出は避けましょう。
3.地面の熱に注意
地面で遊んでいる子どもたちも、かなりの熱にさらされていることを忘れないように。
大人が触って熱すぎると、子どもにとっては熱すぎる可能性があります。
また子どもは背が低かったり、ベビーカーの利用などで大人よりも地面に近い環境で過ごすことが多く、地表からの熱を受けやすくなります。
子どもの高さの気温や湿度を気にかけましょう
4.暑い環境に置き去りにしない
車内や暑すぎる部屋に子供を放置するなど、不本意な閉じ込めは危険です。
短時間のやむを得ない外出であっても、乳幼児の熱中症のような熱に関連した病気につながる可能性があります。
このような事態を未然に防ぐためには、常にお子さんの様子を把握し、車内や集中暖房の周辺では特に警戒することが大切です。
5.室内での遊びは慎重に
室内で遊べば暑さから赤ちゃんを守れると考える人が多いですが、
室内が暑くなりすぎたり、蒸し暑くなったりしないように注意しましょう。
暑い季節はブラインドを閉め、エアコンをつけ、水分を十分に与えましょう。
6.周りの大人が気にかけてあげること
暑さや体の不調を、まだ自分の言葉で十分に訴えることができないため、服装や摂取するものによる暑さ調節がうまくできませんので、
汗や体温、顔色や泣き方など、赤ちゃん・子どもの様子を、まわりの大人が気にかけましょう。
7.外で夢中になりすぎない
屋外で遊ぶときは、乳幼児の様子を定期的にチェックし、疲れすぎていないか、暑すぎないかを確認しましょう。
必要であれば、屋内で体を冷やし、水を飲ませるなど、十分な休憩を取り、日陰に入る機会を作りましょう。
まとめ
乳幼児の熱中症は、体温調節機能が発達していない幼児にとっては、笑い事ではありません。
夏の間、乳幼児の安全を守るためには、水分を十分に摂り、暑さや日差しから守り、熱中症の兆候や症状に注意するなど、予防策をすることが大切です。
いくつかの簡単なステップを踏むだけで、赤ちゃんが安心して夏を楽しむことができます。